不登校の子に「勉強しなさい」と言わずに勉強につなげる方法|現場17年の塾講師が答える
ほしてぃー ・

よっしゃー!いくぜ。今日は、不登校のお子さんを見守っているお父さん・お母さんに、おれ(ほしてぃー)から本気の話をさせてください。
結論から言います。「勉強しなさい」を一旦やめて、別の言葉に置き換えるだけで、お子さんは少しずつ机に戻ってきます。 これはおれが17年、不登校・行き渋りのお子さんを横で見てきて、ガチで何度も再現してきた事実です。
そしてもう一つ。今、同じ悩みを抱えているご家庭は、めちゃくちゃ多いです。 文部科学省が2025年10月に出した最新調査では、2024年度の小・中学校の不登校児童生徒数は353,970人で過去最多。12年連続で増えています(小学生137,704人、中学生216,266人)。あなたのご家庭だけじゃない。本当に、本当に多いんです。だからどうか、自分を責めないでください。
こういう悩み、本当にめちゃくちゃ多いです
「うちの子、もう何か月も学校に行けていない。」 「部屋から出てこない。声をかけても返事もしてくれない。」 「『勉強しなさい』って言うと、余計にシャッターが下りる。でも、言わないと一日中スマホかゲーム。」
ここまで読んで、「あ、うちのことだ」と思ったお父さん・お母さん、分かります。本当に分かります。おれの塾にも、まったく同じ言葉でご相談に来られる保護者の方が、今もずっと続いています。
まず受け止めてほしいのは、お子さんが勉強から離れているのは、お父さん・お母さんの育て方のせいじゃないということ。文科省の同じ調査で、不登校の主な要因の1位は「学校生活に対してやる気が出ない等の相談」で30.1%。学校側で起きていることが、家庭にしわ寄せされているだけなんです。
おれが17年見てきて感じるのは、ここで一番つらいのは、実はお子さん本人だということ。「行きたいのに行けない自分」「勉強しなきゃと分かっているのにできない自分」を、誰よりも責めているのが本人です。だからこそ、最後の砦であるお家の中で「勉強しなさい」と言われると、逃げ場がなくなる。
ここ、めちゃくちゃ大事だから、もう一回読んでくれ。
「勉強しなさい」が逆効果になる本当の理由
なぜ「勉強しなさい」が効かないのか。理由はシンプルで、お子さんの頭の中ではこう翻訳されているからです。
「今のあなたではダメだ。」 「今のあなたを認めていない。」
お父さん・お母さんはそんなつもりは1ミリもない。心配だから、未来が不安だから、つい言ってしまう。これは当たり前の感情です。
でも、不登校のお子さんは、すでに自己肯定感がガクッと落ちている状態にあります。そこに「勉強しなさい」が乗ると、「やっぱり今の自分はダメなんだ」という確信に変わってしまう。だから余計に動けなくなる。実際、不登校の支援現場でも、「『勉強しなさい』と言われるほど、お子さんが勉強を嫌いになる」というのはもう何度も言われていることです。
ここでお父さん・お母さんに伝えたいのは、順番を逆にしてほしいということ。「勉強→自己肯定感」じゃなくて、「自己肯定感→勉強」。先に「あなたは大丈夫」を渡してから、勉強の話をする。これが17年ずっと、現場で結果が出ている順番です。
ここまでOK?よっしゃ、次いくぜ。
ほしてぃーが17年見てきた、ここから戻ってきた家庭の話
おれが過去に担当したご家庭で、こんなお母さんがいました。
中2の男の子。半年以上、学校に行けていない。お母さんは毎朝「今日は行ける?」「ちょっとでもいいから勉強しよう」と声をかけ続けていた。でも、息子さんは布団から出てこない。お母さんは涙が止まらない日もあったそうです。
おれが最初にお願いしたのは、たった1つでした。
「3週間、『勉強しなさい』と『学校』という言葉を、一度ゼロにしてみてください。」
お母さんは正直、不安そうでした。「言わなくなったら、もっと勉強しなくなるんじゃないか」って。でも、やってくれた。代わりに、息子さんの好きなゲームの話を聞いたり、夕飯のメニューを一緒に決めたり、「おかえり」「おやすみ」を意識して言うようにした。
3週間経った頃、息子さんが自分から言ったそうです。「数学だけ、ちょっと見てもらいたい」って。
これ、奇跡じゃないんです。「自分はここにいていい」が回復した時、人間は次に行きたくなる。これがおれが17年見続けてきた、ガチの法則です。
今日からお子さんにかけられる3つの言葉
難しいことは言いません。今日から、この3つだけ意識してみてください。
1つ目:「今日の調子はどう?」 「勉強した?」じゃない。「学校どうする?」でもない。お子さん自身のコンディションを聞く言葉です。これだけで、お子さんは「自分を見てくれている」と感じます。返事がなくてもいい。続けることに意味があります。
2つ目:「ありがとう」と「助かったよ」を、小さなことで言う お皿を運んでくれた。電気を消してくれた。ゴミを出してくれた。何でもいい。役に立てている感覚は、自己肯定感の土台です。これが回復しないと、勉強に向かう力はなかなか戻りません。
3つ目:「あなたが元気でいてくれることが、いちばん嬉しい」 勉強・学校・進路、全部いったん横に置いて、これを言葉にして渡してあげてほしい。お子さんの心の奥には、「自分は親をがっかりさせている」という罪悪感がたまっています。これを溶かせるのは、お父さん・お母さんの言葉だけです。
おれが現場で何度も見てきました。この3つを2〜4週間続けたご家庭から、お子さんが少しずつ動き出します。早い子で2週間、ゆっくりの子で2〜3か月。焦らないでください。土台が固まる前に勉強の話を再開すると、また戻ります。
まとめ:今日からやることはこの3つ
- 「勉強しなさい」「学校」という言葉を、まず3週間ゼロにする
- 「今日の調子はどう?」「ありがとう」「あなたが元気でいてくれることが嬉しい」の3つを毎日かける
- 勉強の話は、お子さんから「やってみようかな」が出てくるまで、こちらから振らない
お父さん・お母さん、ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。
不登校のお子さんを見守るって、めちゃくちゃしんどい。先が見えなくて、毎日不安で、誰にも本音を言えなくて、孤独です。それを毎日続けているあなたは、もうとっくに、お子さんにとって最高の味方です。
おれ(ほしてぃー)もゆめのばで、こういうお子さんたちと毎日向き合っています。「学校に行けない=勉強が遅れる」じゃない。お家の中で、お子さんのペースで、少しずつ取り戻せる方法は必ずあります。一人で抱え込まないでください。いつでも、おれたちを頼ってください。
よっしゃー!!今日も熱くいくぞ!!!