中学生が提出物を出さない時、親がやること|叱る前の3ステップ
ほしてぃー ・

よっしゃー!いこうか。今日は「中学生が提出物を出さない」時に、保護者の方が何をすればいいかの話だ。
先に結論をお伝えします。提出物を出さないお子さんに一番効かないのは「なんで出さないの!」と問い詰めることです。効くのは、出す量を減らして、出す場所を一緒に決めて、出したことを一度だけ確認する。この3ステップだけです。
自分(ほしてぃー)は17年、中学生を現場で見てきました。提出物が出せない子は、サボっているのではなく「終わらない状態」で固まっていることがほとんどです。ここ、めちゃくちゃ大事なので、順番に見ていきましょう。
こういう悩み、本当にめちゃくちゃ多いです
三者面談で「ワークが出ていません」と言われて、帰り道で頭が真っ白になった。テストの点はそこまで悪くないのに通知表が上がらない。夜に「出した?」と聞くと、ぶすっとした顔で「出した」とだけ返ってくる。
分かります。この相談、うちに来る保護者の方の中でもトップ3に入ります。同じ悩みを抱えている方、ほんとうに多いです。
そして、ここを放っておけない理由もハッキリしています。2021年度から全国の中学校で使われている観点別評価では、成績は「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点で付きます。ワークやプリントの未提出は、この3つ目「主体的に学習に取り組む態度」を下げる直接の材料になります。つまり、テストで点が取れていても、提出物が空欄だと評定が伸び切らない。
でも安心してください。ここは戻れます。おれが見てきた子たちも、ほぼ全員戻ってきました。
提出物を出さないとは、何が起きている状態か
提出物を出さないとは、やる気がない状態ではなく、**「終わっていない量が多すぎて、出す判断そのものができなくなっている状態」**のことです。ここが本当の理由です。
現場で聞いてみると、返ってくる言葉はだいたい同じです。
- 「途中までしかやってないから、出しても怒られる」
- 「どこまでやったか分からなくなった」
- 「昨日出し忘れて、今さら持っていけない」
サボりではないんです。恥ずかしさと、量の多さ。 この2つで足が止まっている。
もう一つ、めちゃくちゃ多いパターンがあります。ワークを解く力がまだ足りていない、というケース。前の単元が抜けていると、ワークは「作業」ではなく「解けない問題との我慢比べ」になります。そりゃ手が止まります。
ここ、もう一回読んでください。責める場所ではなく、量を減らす場所です。
ほしてぃーが17年見てきた、ここから戻ってきた家庭の話
中2の男の子で、数学のワークが2単元分まるごと白紙だった子がいました。お母さんは毎晩声をかけていて、本人は毎晩黙る。すっかり手詰まりになっていました。
やったことは1つだけ。「今日は2ページだけ」に減らしたことです。全部やらせるのをやめて、期限が一番近いものを2ページ。それだけ終わらせて、翌朝そのまま先生に出しに行かせました。
先生の反応は「おっ、出したな」でした。それだけ。でも、その日から本人の動きが変わりました。3週間後には提出率がほぼ100%に戻って、学期末の「主体的に学習に取り組む態度」はCからBに上がりました。
塾でいつも生徒にこう言っています。「白紙のまま持っていくのが一番強い。0点より未提出の方が重いぞ」と。これ、ほんとうにその通りなんです。
今日からお子さんにかけられる3つの言葉
言葉は、短いほど届きます。長い説得は逆効果になりやすいので、この3つだけ持っていてください。
1.「どこまで終わってる?」 「なんでやってないの」を、事実確認に置き換える言葉です。責める色がゼロなので、お子さんが答えやすい。ここで返ってきた答えが、次の作戦の材料になります。
2.「今日は◯ページだけにしよう」 量を親が減らしてあげる言葉です。中学生は自分で「減らす」判断ができません。減らす許可を大人が出すと、手が動き出します。
3.「出せたんだな。それでいい」 出した後に、一度だけ確認する言葉です。褒めちぎらなくていいです。事実を認める一言で十分です。
逆に、避けたい言葉も書いておきます。「そんなことだから成績が上がらない」「もう知らない」。この2つは、お子さんの中の「出しに行く勇気」を削ります。おれ自身、若い頃に生徒へ言ってしまって、後悔したことがあります。
提出物を立て直す3ステップ(今日からの手順)
順番が大事です。この順でいきましょう。
ステップ1:全部の提出物を1枚の紙に書き出す 教科・ワークの名前・期限・残りページ数。これを紙かスマホのメモに、お子さんと一緒に書き出します。ここでのポイントは、親が代わりに書いてあげてもOKということ。頭の中の霧が晴れるだけで、お子さんの表情が変わります。
ステップ2:期限の近い順に並べて、上から2つだけやる 残り全部を見せると固まります。上の2つだけに絞る。1日30分で終わる量まで落としてください。
ステップ3:出す場所と時間を決める 「明日の朝、職員室に行く前に机の上に置く」まで決めます。ここまで決めないと、カバンの中で1週間眠ります。
答えを写している場合も、頭ごなしに止めなくて大丈夫です。まず出す習慣を戻して、そのあとで「間違いだけ赤で直そう」に進める。順番を守れば、ちゃんと中身も戻ります。
よくある質問(FAQ)
Q. 提出物を出さないと内申点はどれくらい下がりますか?
A. 具体的な点数は学校ごとに違うので断言できません。ただ、観点別評価の「主体的に学習に取り組む態度」がCになる大きな要因が未提出です。テストで高得点を取っていても評定が伸びにくくなります。気になる場合は、担任の先生に「提出物の評価の重みはどれくらいですか」と直接聞くのが一番確実です。
Q. 期限を過ぎた提出物は、今さら出しても意味がないのでは?
A. 意味はあります。多くの学校で、遅れても受け取ってもらえます。先生から見て「途中から立て直した」という事実は、次の学期の評価に効いてきます。お子さんが言い出しにくい場合は、保護者の方から連絡帳や電話で一言入れるだけで、ぐっとハードルが下がります。
Q. 親が手伝うと、自分でやる力がつかないのでは?
A. 最初の1〜2週間だけ、一緒に「並べる作業」を手伝う形なら問題ありません。手伝うのは中身ではなく、量を減らす判断と、出す場所を決めるところです。習慣が戻ってきたら、少しずつお子さんに渡していけます。
まとめ:今日からやることはこの3つ
- お子さんに「どこまで終わってる?」と一度だけ聞いて、提出物を紙に書き出す
- 期限の近い2つだけに絞って、今日は30分で終わる量まで減らす
- 「明日の朝どこに出すか」まで一緒に決めて、出せたら「出せたんだな」と一言だけ返す
提出物が止まっているのは、お子さんの性格の問題ではありません。量と段取りの問題です。段取りは、大人が横で組み直してあげられます。
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一緒にいきましょう。お子さんは、まだ全然間に合います。
よっしゃー!!今日も熱くいくぞ!!!

