塾や学校に行きたがらない朝の対応|無理に送り出す前にできること
ほしてぃー ・

よっしゃー!いこうか。今日はちょっとだけ、朝の話をさせてくれ。
「学校に行きたがらない朝」。布団から出てこない、玄関で足が止まる、お腹が痛いと言い出す。そのたびにお子さんとぶつかって、送り出したあとにモヤモヤが残る。おれは17年間この現場にいて、この朝の攻防を、数えきれないくらい見てきた。
先に結論を言う。無理に送り出す前に、まず「行きたくない」という気持ちを一度受け止める。 これだけで、朝の空気は大きく変わる。今日はその具体的なやり方を、順番に渡していく。
こういう悩み、本当にめちゃくちゃ多いです
まず知ってほしいのは、これは特別なことじゃないってこと。文部科学省の令和6年度(2024年度)調査では、小中学校の不登校児童生徒数は35万3970人。過去最多で、12年連続の増加だ。つまり、朝に行きしぶるお子さんを抱えているご家庭は、日本中に本当にたくさんある。
自分(ほしてぃー)が保護者の方と話していて一番多いのが、「うちだけがこうなんじゃないか」という孤立感なんだ。でも、そんなことは全くない。ここで大事な言葉を一つ。行きしぶりとは、お子さんが「今、心か体のどこかがしんどい」と全力で発しているサインのことだ。 さぼりでも、わがままでもない。
ここ、めちゃくちゃ大事だから、もう一回言う。行きしぶりは「症状」であって「悪」じゃない。まずここを握ってくれ。ここまでOK?よし、次いくぜ。
朝に行きたがらない本当の理由
朝に足が止まる理由は、実はひとつじゃない。おれが現場で見てきた限り、だいたい次のどれか、あるいは複数が重なっている。
友達関係のちょっとしたズレ。授業についていけない不安。生活リズムの乱れ。部活や人間関係の疲れ。そして、理由が本人にもうまく言葉にできないケース。これがめちゃくちゃ多いんだ。「なんで行きたくないの?」と聞いても答えが返ってこないのは、隠しているんじゃなくて、本当に本人も分かっていないから。
ここで親御さんがやりがちなのが、原因を朝の玄関先で問い詰めること。気持ちは痛いほど分かる。でも、追い詰められた朝の数分で、子どもが本音を出せることはほとんどない。朝は「原因究明」の時間じゃない。「今日をどう乗り切るか」の時間だ。 原因の話は、夜の落ち着いた時間にとっておく。
自分がいつも保護者の方に言ってるのは、「朝は刑事にならないで、味方でいてください」ってこと。ここを乗り越えると、ほんとに親子の空気が変わる。
ほしてぃーが17年見てきた、同じ場所から戻ってきた家庭の話
一人、忘れられない中2の子がいる。毎朝お腹が痛いと言って、玄関で30分固まる。お母さんは最初、なんとか制服を着せて送り出していた。でも本人はどんどん元気をなくしていった。
ある日お母さんが、送り出すのをやめた。かわりに「しんどいんだね。今日は無理しなくていいよ」と一言かけて、一緒に朝ごはんを食べた。それだけ。次の日も、その次も、玄関で戦うのをやめた。
そこから何が起きたか。子どもは「行かなくてもこの家は安全だ」と分かった瞬間、逆に少しずつ動き始めた。1週間後には保健室登校、1か月後には午後から教室へ。焦らず、責めず、味方でい続けた結果だ。
もちろん全員がこう戻るわけじゃない。でも安心してくれ、「まず受け止める」からスタートした家庭は、遠回りに見えて一番早いことが多い。この関わり方については、不登校の子に「勉強しなさい」と言わずに勉強につなげる方法でも詳しく書いたから、あわせて読んでくれ。
今日からお子さんにかけられる3つの言葉
じゃあ、明日の朝から具体的に何を言えばいいか。おれが現場で効果を見てきた言葉を3つ渡す。
一つ目。「しんどいんだね」。 原因を聞く前に、まず気持ちを言葉にして返す。これだけで子どもは「分かってもらえた」と感じる。
二つ目。「今日はどうする?一緒に考えよう」。 行くか行かないかを親が決めない。決定に本人を入れる。主導権を渡すと、子どもは驚くほど前向きになる。
三つ目。「行っても行かなくても、あなたの味方だからね」。 これは安全基地の宣言だ。この土台があると、子どもは自分の足で外に出る勇気を持てる。
逆に、朝のこわばった空気を悪化させる声かけもある。反抗期の子への言葉の選び方は中学生の反抗期と勉強|親が言わない方がいい言葉・効く言葉にまとめてあるから、こっちも役に立つはずだ。
よくある質問(FAQ)
Q. 無理にでも行かせた方が、結局は本人のためになりませんか? A. 短期的に登校できても、しんどさの原因が残ったままだと後で大きく崩れることが多いです。おれが見てきた限り、一度気持ちを受け止めて安全を感じさせた方が、回復も再登校も早い傾向があります。まず休ませることは「甘やかし」ではありません。
Q. 休ませたら、そのまま行かなくなるのが怖いです。 A. その不安、めちゃくちゃ分かります。ただ、休みが長引く多くのケースは「休んだから」ではなく「しんどさが解消されないまま放置されたから」です。休ませつつ、夜に安心できる会話を続けることが、次の一歩につながります。
Q. 原因が分からないと言われたら、どうすればいいですか? A. それが普通です。本人も言葉にできていないだけなので、無理に聞き出さなくて大丈夫。「話したくなったらいつでも聞くよ」と伝えて待つ姿勢が、結果的に一番早く本音を引き出します。
まとめ:今日からやることはこの3つ
今日の内容を、3つに絞る。
一つ、朝は原因を問い詰めず、まず「しんどいんだね」と受け止める。二つ、行く行かないの決定に本人を入れて、主導権を渡す。三つ、「行っても行かなくても味方」という安全基地を言葉で伝える。これだけ。
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朝の玄関は、親子にとって毎日の勝負どころだ。でも、戦う相手はお子さんじゃない。しんどさの正体を、一緒に見にいく仲間でいてほしい。おれも17年、そうやって子どもたちの隣に立ってきた。あなたは一人じゃない。いっしょにいこう。
よっしゃー!!今日も熱くいくぞ!!!


